\乳歯は「どうせ抜ける歯」では御座いません/
乳歯には役割があります
乳歯には、「噛む」「発音」「永久歯への誘導」という役割があります。
①噛む
乳歯が生えてくることで、様々な食べ物を噛んで食べることができるようになります。食べ物の選択肢が増えることで、成長過程で必要な様々な栄養も摂取できるようになります。また、噛むことで顎の発達にもつながります。
②発音
乳歯が生えることで、舌の位置が定まってきます。舌が定まると発音ができるようになり、言葉を発する際には綺麗な発音でお話ができるようになります。
③永久歯への誘導
乳歯は、永久歯が正しい位置へ生えてくるように誘導する役割があります。正しく誘導できなかった場合、歯並びや噛み合わせにも影響が出てきますので、乳歯でも日々のケアは必要となります。
\虫歯の乳歯も治療が必要です/
虫歯の放置は危険!
乳歯には、「噛む・発音・永久歯への誘導」という役割があるため、虫歯を放置しておくことはお勧めできません。
もし仮に、乳歯が虫歯で失ってしまうことになりますと、食べ物を噛むことが出来なくなります。
そうなると、噛むことで分泌される唾液の量も減り、食べ物の消化も悪くなり、栄養の摂取効率も下がってしまいます。
さらには、顎の発達の遅れや正しい発音が出来なくなる、歯列が悪くなるなど様々なリスクを抱えることになりますので、虫歯の放置は避けましょう。
\生えたての永久歯にはケアが必要です/
定期検診が大事!
生え替わったばかりの永久歯は、歯の表面にあるエナメル質の層が非常に薄くザラザラとしています。
この状態は歯に汚れが付きやすい上に、虫歯の原因でもある酸への耐性も弱いのです。
およそ6歳くらいまから永久歯へと生え替わっていきますが、そこからさらに6年程度の年月を経て、全て永久歯に生え替わります。
つまり、小学生くらいまでは虫歯菌に弱い歯ということになるのです。
このことを踏まえると、少なくとも小学生くらいまでの間は特に歯のケアが重要ということになります。
ご家庭で長期間のケアは難しいため、歯医者さんでの定期検診をお勧めします。